スマブラについて語るだけ

初心者~中級者向けの記事です。

微妙な有利フレームの使い方

この動画に関しての解説です。

~前置き~

 スマブラは他の格闘ゲームと比べて、特に”置き”が強く、立ち回りの主軸であることが多いです。顕著なのが、ちょい出しキック族と呼ばれるリンクやウルフの空Nのようなものです。オンラインによくいるガノンドロフの空Nも置きの代表ですかね。置きに対しては、「発生や判定勝ちできる技を合わせる」「ジャスガ」で差し返すことが直接的にリスクを付ける例ですが、どれも操作難易度が高いです。択に対する回答を出しにくい以上、基本的にこのゲームは暴れたり技を振るということ自体がかなり強い動きだと言えます。
 技は発生(相手より先に出せるかどうか)、持続(攻撃判定が出続ける時間)、後隙(無防備な時間)この3つで構成されています。その中でも後隙が少ない技が一部存在し、それを置き技として使うので、後隙を差し返そうとしてその後の入れ込み行動に当たってしまったり、相手より発生の速い技で発生前を潰そうとして前のめりになって逆に差し返されたり、そもそも自キャラがリーチや判定負けする技しか持っていないなどの理由から、立ち回りが不自由になってしまうことがあります。そこで、”微妙な有利フレーム”を活用するという方法があります。

~微妙な有利フレームとは~

 前述した、後隙(無防備な時間)が少ない技を置いてくる相手に対して、もしガードを使わずに間合いで透かせたなら持続(攻撃判定が出続ける時間)中は自分が好きに動くことができるので、その時間を発生の遅い技を出す時間として使ったり、ジャンプのフレームに使って空中攻撃で安全に差し込んだりできます。この、持続時間を含めた後隙のことや、確定反撃はないがこちらが先に動ける状況のことをここでは”微妙な有利フレーム”と定義します。
 ”微妙な有利フレーム”中に反転ガードしたり、その圧を使って透かし行動に繋げたり、最上位勢の試合だと細かい近距離の読み合いが行われていることが意識して観戦していると分かります。そこは知識と経験がかなり影響するので、差し込みタイミングとして活用することが最初は簡単だと思います。
例:相手が小ジャンの置き技を多用してくるので、大ジャンプで上から技を被せる。

こちらの動画でも似たような話をしています。

動画前半の差し合いの話をスマブラに落とし込んだ記事はこちらです↓
mp-eske.hatenadiary.jp